三社祭
昼ごはんを食べて昼寝をして空を見た感じ何とか持ちそうだったからちょいと三社祭に行くことにした。
毎年三社祭の時期はもうそんな季節になったのかぁ、程度でしかなく見に行くことはなかった。今年は父親に三社祭に行って浅草○○組の神輿の写真を撮ってこいと。写真といってもデジカメを持っていないから画素数の低い携帯の写真である。思ったけど今まで見たことなかったから興味があった。一番興味があったのは神輿じゃなくて浅草○○組とうちの関係である。
やっぱ、風が強く持久力と脚力の戦いである。旧日光街道から日光街道に出て、荒川を渡り隅田川を過ぎて三ノ輪駅を少し過ぎたところから国際通りを走り浅草に近づくにしたがってお祭りの雰囲気が街中から感じてくる。
ただどこで神輿を出しているのかわからなかった。一応父親からは浅草ビューホテルの近くだとは聞いていた。行ってみてすぐにわかった。警察の窓に網がかかっているごっつい車が三台止まっていた。それと半纏に○金と書いてあると。もうその辺は○金の半纏を着た人たちでいっぱいであった。
ふと思ったが行ったからといって神輿がどこを練り歩いているのかわからない。うろついていればどこかでぶつかろうだろう。
父親に聞いていた場所に近づくと”や○○”らしき雰囲気をビシビシとかもし出していた。ちょっと離れていよう。うろついていたらすぐに白い半纏を着た勝気な男たちに出会った。ついて行ってすぐに藍染の半纏に背中に○金の浅草○○組に引き渡された。
神輿の周りには若い衆が取り囲んでいて、花棒の先には世話人なのかわからないけど三人ほどが拡声器を持って指示をしていた。そして、三拍子が終わると掛け声を合図に神輿が担がれ威勢の声とともに激しく揺れ動く。まだ路地なので狭くて人も多くてなかなか神輿に近づくことができないのを何とかして隙間を見計らっては神輿へ近づいた。そうこうしているうちに神輿は国際通りにもう人の群れがつられるように移動していく。とにかく人が多い。携帯のカメラだから望遠機能なんてものはなくとにかく近づかなくてはならない。できることなら正面から撮りたかったがさすがにそれは無理だった。神輿は何回か止まりながら浅草○○組のお偉いさんの迎えたり、背中に絵が描いてある人が写真を撮っていたりと30分ぐらい練り歩いた。
神輿は他のグループに引き渡されそこでおいらの使命は終わった。写真は20枚ぐらいしか撮れなかった。そんなにも撮れなかったな。
ポツリと雨が降ってきた。浅草寺あたりにもお参りにも行ってみたいけどマジ降りになってくるめんどいからどこにも帰ることにした。しかし、浅草○○組とはどんな関係なんだろうなぁ?親戚とは聞いているけどどのくらいのつながりなんだろう。
もう帰りは追い風だからスピードが気持ちよく出る出る。結局雨に降られることはなかった。
父親やじいさまに撮ってきた写真を見せて浅草○○組の関係を聞いたらどうやらじいさまの姉だか妹が四代目に嫁いだとのことだ。これですっきりした。ということはいろいろと・・・
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